起動しなくなった NEC 製 Windows7 機の復旧方法
※手順を簡単にしたので、エントリを修正
回復パーティションの中身が無事なら再セットアップはできる!ことが判明。
今回復旧したのは以下の症状のもの。
Windows 10へのアップグレード中、途中でとまってしまって、以後起動ロゴから先に進まなくなってしまった、NEC Lavie LL750/F
F11 キーを押しても、回復メニューに入れない状態でした。
必要なもの、以下、WinPE (32bit) が書き込まれたCD。
まず、別の起動できるPCを使って、WinPe-tch Direct (http://kiki2.suppa.jp/pe_winpetch.htm) を使って WinPE (32bit)のディスクを作成します。PCを用意できない人は友人知人にディスクもらってください。
64bitにチェックをいれずに作成すれば32bit版になります。
起動できないとなんもできないですから。
用意したCDを使って、Lavieを起動します。
CDから起動する場合は、なにかキーを押してくださいってメッセージが英語で出るので、そこでキーを押すのを忘れないように。
起動できないときは、BIOS設定を見直してください。
WinPE tch Directが起動すると、いくつか便利なユーティリティが入ってますが、作業はコマンドプロンプトを開けばできます。
ということで、コマンドプロンプトを選択。
うちの場合は、以下のドライブ構成になってました。
c: Windows7
d: バックアップフォルダ
e: 回復パーティション (WindowsRE)
起動できない原因は、ブートに必要なE:¥BOOT¥BCDが壊れてしまっているため。
これを直せば再セットアップできます。
まず、NECが用意してる予備のBCDファイルを壊れたファイルと差し替えましょう。
e:¥restore¥tools64¥system32¥bcd を e:¥boot¥bcd に上書きします。
e:
cd ¥boot
attrib -s -h bcd
copy ¥restore¥tools64¥system32¥bcd
attrib +s +h bcd
次に、e:¥restore¥tools64¥setp2bcd_restore.bat (だったかな…後で確認)を実行して、e:¥recovery¥WindowsRE¥WinRE.wim が起動するようにします。
cd ¥restore¥tools64
setp2bcd_restore e: e:
うちの場合は、¥recoveryにwindowsre¥winre.wim と、 windowsre¥boot.sdiがあったのでこれでOKでした。
こいつらが存在しない場合は、f:¥restore 以下に同名のファイルがあるので、それを e:¥recovery¥windowsreにコピーすれば大丈夫なはずです。
あと、念のため以下のコマンドを実行。
c:
bootsect.exe /nt64 e: /mbr
setp2bcd_restore.bat の最後に、bootsect.exe /nt64 e: ってやってますが、e:がカレンとだと動きませんので。
上記バッチが正常に動いてれば、たぶん、再起動すると再セットアップが開始できます!